頑張り屋さんの先生の一言が、どうにも腑に落ちない
長男が困っている。
週に1度必ず提出しなければならない日記という名の作文の宿題が苦痛らしい。
書くネタが浮かばないと言う事も理由の1つだが、最大の理由は担任の一言だと思われる。
ただ淡々と家と学校の往復をして過ごす日常なんて書く材料等特に無い。
それでも長男は頭をフル回転させ、脳細胞を集結させ、今まで何とか宿題をこなしていた。
ところが担任は、長男の書いた作文を見て、こう言ったらしい。
『用紙のマス目を全部埋めましょう。』
は?
である。
作文ってそんな全ての行を埋めなきゃならんモンだったっけ?
長男が脳味噌を振り絞って仕上げた宿題に対して、何という事を抜かすか。
これにより長男は、
〈対して書く事も無いのに、作文には言葉を全埋めしなければならない〉
という苦行に陥ってしまった。
日記作文が全埋めしなければならないノルマになるのはおかしくないかい?
長男は昨日、
「も〜!!何を書けば良いのぉぉ!?
全部書けないよぉぉぉっ!」
と半笑いと半泣きの入り交じった顔で私にヘルプを求めてきた。
既に頑張っている人間に対し、
「もっと頑張れ」
と長男に対して担任は言っている様なものである。