長男の赤白帽子が紛失。

学校から帰宅後に、もう一度校舎へ戻り、先生と長男、私で教室内のロッカーや長男の机の中等を探してみたが見つからなかった。

金曜日の事である。

※長男の通う学校は毎週金曜日に赤白帽子を持ち帰る決まりがある。

月曜日の時間割を確認したら体育の授業があった。

体育の授業には、赤白帽子必須である。

忘れた場合は通学帽で授業に参加しなければいけないらしい。

長男が一人だけ黄色の通学帽で体育の授業を受ける姿を想像した時、きっと恥ずかしい思いをするな…と、

クラスメイトの子達から嘲笑されるかもしれないな…

と考えた時、新品購入をしようと決め、即日商店で購入してきた。

後日担任の先生から連絡帳にメッセージが。

“月曜日にクラスの皆で教室中を探しましたが見つかりませんでした。

赤白帽子、買ったんですね……”

と、ここまでが2、3ヶ月前の話しである。

そして先月(金曜日)小学校で授業参観会があり、普段滅多に見る事の出来ない息子の授業を受ける姿を見学しに行った。

授業が終了し、子供達がそれぞれ帰りの支度を始め出した時、一人の女の子が長男の机の上に赤白帽子をポンと乗せた。

長男は自分がロッカーから持ってきた新しい赤白帽子と、机の上に置いてある赤白帽子を見て若干困惑していた。

そして私に、

長「(無くなった)赤白帽子あったよ。」

と報告をしにきてくれた。

私は見つかった赤白帽子を預かり、記名欄を見て思わず、

私:「はぁぁっ？？あり得ないでしょ！？」

と言葉を漏らしてしまった。

担任が私の声に反応し、近付いてくる。

帽子見つかったみたい。

と伝えると、先生は、

先「えーっ！本当！？……でもね、お母さん、無くしたって言われた次の日にクラスの皆で教室中を探してそれでも見つからなかったんですよ。

何で今頃になって出てきたんだろう…」

と疑問を抱いていた。

先「ちょっと預からせてもらっても良いですか？」

帽子を預け帰りの会終了を待つ。

帰りの会終了後、誰も居なくなった事を確認した後に、担任が声を掛けてきた。

紛失した帽子は、長男の机に帽子を置いてくれた女の子のロッカーに入っていたらしい。

彼女は帽子に記名してある長男の名前を確認して親切に置いてくれたという事を先生は話してくれた。

先「あれだけ探して見つからなかった物がロッカーから突然見つかるというのはちょっと……」

そして赤白帽子の記名枠を私に見せながら、

先「でね、お母さん、ここの名前の所なんだけど…」

私「ね、消されてるね。」

先「そうなんですよ！」

何と、記名されてる上から黒マジックで長男のフルネームを手荒に塗りつぶした形跡があったのである。

先「もしかしたら誰かが持ち去った後、自分の物にしようとして名前を消そうとしたのかも……」

先「これ、しばらく預からせてもらっても良い？」

もちろんどうぞ。

そして次の日、先生はこの事をクラス内に於いて問題提起してくれた。

しばらくして預けていた赤白帽子は手元に戻ってきたが、何だか気分の良い物でもないし、縁起が悪くなりそうな為処分する事にした。

【自分の物にしようとする為、名前を消そうとした】

仮にコレが事実なら、誰であろうと手癖の悪いクズである。

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※手癖って常習性のある人に適用される言葉みたいね。

今回の私の手癖の使いどころはもしかしたら妥当ではなかったかもしれないわ。

まぁ、私の中ではどうでもいい事ね。